救いを得させる神の力
救いを得させる神の力
清田キリスト教会牧師 小島正義
「福音は・・・信じるすべての人にとって、救いを得させる神の力です。」(ロマ書1の16)
福音とは英語でゴスペル(gospel)と書く。その意味はgo(行って)、spel(書く-見せる行為)。即ち福音は出ていって人の心に書いて見せるものなのである。又、福音とはキリストに関するgood newsであり、キリストに関する有益な資料である。
福音は私たちに、生きる姿勢を示唆するし、又、私たちにHow to live(生きる方法)を教える。
福音は神の力である。上の聖書の言葉はその事を教えている。神の力を人間の力と対比して見ると、大まかに(概略的に)三つの面から考えてみる。まず第一に政治力(政治の世界)の点において、人間の表面的な支配力(人的政治力)によると問題が多すぎる。それは人間の、内面まで支配、コントロールできない。
しかし神的政治力は人間の内面(心の中)まで支配し、コントロールすることが可能である。人的政治力は局部的な支配であるが、神的政治力は全世界(全人類)的であり、全宇宙的な、支配をなさる。
第二は経済力(経済の世界)についてである。人的経済力のすごさも、私たちは、十分に理解している。日本はアメリカに次ぐ、経済大国である。人間は最大の富を、所有している。しかしそこにも、限界がある。クリスチャンであり、有名な、経済学者であったアダム・スミスは、彼の著書「富国論」の中で経済の流れには「見えざる神の手」がある、と言っている。私たちの経済力にこの神の手が、加えられなければ、この経済もニッチもサッチも行かなくなってしまう。この全世界の富(経済力)も神的経済力に、依存している。
最後は科学力(科学の世界)について、人的科学力も、偉大な者であり、電気、機械、電子工学、医学、等々。この分野でも大きな働きをしてきた。しかしこれらも、まだまだ不十分である。神的科学力は、もっと偉大で、無限である。特に神的科学力は天地創造においてすばらしいものである。神は六日間の創造から光、そして人間の創造まで行われた。
このような神的力を用いて、又神の福音を通して、神はあなたになさろうとしていることは、あなたを悪と罪から助けて、救おうとしているのです。この神に頼ろうではありませんか。