生ける神の言

生ける神の言

牧師   小島 正義

「神のことばは生きていて、力があり、・・・・・・」
(ヘブル書4:12)

 私たちの今の時代は、人を生かさない時代である。むしろ人を生殺し(半殺し)にしている時代である。それは苦悩に満ちている社会でである。様々な不安に満ちている社会である。特に現代に満ちている二つの不安について考えてみたい。

 この第一は社会不安である。今は殺人と暴力が横行している時代である。子供による場合を考えると、家庭内暴力である。子供による両親に対する暴力である。その暴行によって自らの親を殺傷に至らせている。又、校内暴力も子供による社会不安の一つである。これは教師や同級生に対する暴力である。一体このような問題はなぜ起きるのでしょうか。

 それは子供たちに真実な愛の欠如がある。というところに問題の結着が来ているのである。それは父親の不在と偏った母親の愛情が原因である。すなわち子供たちは万年精神的孤独と愛情不足に悩まされ、その結果暴行(暴力)に走ってしまうのです。又、大人による場合の殺人と暴行は鬱病、ノイロ-ゼによる犯行。それに薬物(アルコ-ル、麻薬、覚醒剤)によって起きる精神障害者の犯行が多発している。この原因も精神的孤独と真の愛の不在の結果である。もう一つ社会不安となっている問題は離婚のことである。今の夫婦は10組に1組は離婚している。しかし離婚はしていないが、離婚の一歩手前の夫婦の数字は膨大なものである。この離婚原因も真の愛情の欠如である。

 この社会不安に対して神の言はスバラシイ解決を持って来てくれた。それは先ず私たちが神を愛することである。それも心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして真の神を愛することである。そうすれば、他人を自分の隣人として愛することができる。そしてここに社会不安がなくなる。もう一つの生活不安である物価高(衣食住の問題)と老人問題(私たちの将来)も生ける神の言はその不安を取り除いて安定を与えてくださる。先ず神を第一にするなら、私たちの生活は生ける神の言である主イエスが保証してくださる。現在のような頼りない政府ではなく不動の神によってである。友よ主イエスに信頼しましょう。

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